現在主流の「心の哲学」の嘘を暴く!! 心が生まれる仕組み



 心と存在


「心の哲学」の嘘を暴く!!


 




心が生まれる仕組み



科学的な脳の研究の分野においても

脳がどのように働くことで

意識、心が生まれているのかという仕組みが

明らかになっていません



仕組みが判っていないので

心が病んだからといって

脳をいくら検査してもその原因を知ることはできません



臓器(身体)の不調なら

Ⅹ線写真や血液検査で調べることができるのに

心については、それができないわけです



つまり、心が「創発」によって生まれているかは

判っていないということです





心理学についても触れておくと


心理学の歴史というのは100年ほどしかありませんが

心理学では、当初、心=意識

意識=様々な感覚要素の集まり と考えたといいます



のちに、音楽を聴くときに

音を1オクターブ高くして聞いても、同じ曲だと理解できる

1つ1つの音という要素は別なのに、メロディーは変わらない



同様に、心もバラバラの要素にしてしまっては

全体としての心は理解できない

という考えに至ったといいます



これなんかも一種の「創発」と言ってよいでしょう




なお、心理学とは、心を研究する学問である

と思われがちですが

むしろ「行動を研究する学問」という方が近いとされます


例えば、「Aさんは、優しい人である」といっても

その心を直接観察できるわけでなく

Aさんの行動を観察して判断するしかないからです




いずれにせよ


脳の研究の進歩によって

脳の細かい部分の働きについては

かなり解明されてきたといいますが


脳全体で、どのようにして

「心」が生まれるのかは、今も謎とされています




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