現在主流の「心の哲学」の嘘を暴く!! 人間くささ



 心と存在


「心の哲学」の嘘を暴く!!


 




人間くささ



心を哲学するなら

≪人間くささ≫というのがどこからきているのか

を思考するほうがよっぽど面白いです



人間はときに非合理な行動をとります


自己保存(=本能)の原理では

交番にお金をとどけるとか

ホームレスの人に食べ物をあげるとか

上司に反抗してまで部下をまもるとか

そういったことは説明がつかきません



もちろんそれによって

自分の存在を実感していると言えばそうですし


罪の意識や、因果応報などといったその人の倫理観からしたら

じつは合理的な行動なのかもしれません


また「若い頃の苦労は買ってでもしろ」というように

長い目でみたらで合理的な行動と言えるのかもしれません



しかし、そのときそのときの行動を

生物学的視野や、人間を創造した神からの立場から見たとしたら

「人間って全く合理的じゃないな」となるのではないでしょうか?




人間の「心」というか「意志」には2つの傾向があると思います


1つは、自分を守ろうとする意志。自己保存の意志

弱いところに集まる意志ですね



そして、もう1つは、非合理的な意志です



例えば、友人が「一万円貸してくれ」と言ってきたとします

すると、あなたは、その友人との「関係を悪くしたくない」

とか思って、お金を貸します


それはあなたが、自分の未来にとって

合理的に行動したことになりますが

瞬間、瞬間の結果から見たら、それは非合理的な行動になります


生命の本質が自己保存である以上

お金を貸すという行為はじつに不合理です



また、人はなにも自己保存の欲、お金儲けの欲だけで

製品をつくっているわけではないですよね



人に喜んでもらうために、また自分の満足から

より美しいものを、より楽しいものを

より完成されたものをつくろうと努力していることだってあるはず




人間に理性や知性というものがあるからこそ

非合理な行動、非理性的な行動をとらせるのでしょうけど


その非合理性こそに

≪人間くささ≫というのがあらわれているのです



そして人間の本質を説く難しさも

人間が非合理的な行動をとるところにあるのではないでしょうか?





もっというと子供を産むことが

すでに、自己保存でいうと、不合理です


子孫を残すということは

子供にご飯を食べさせなければならないし

学校にも行かせなきゃならない(笑)


それだけエルギーを使うし

自分の生命をおびやかす行為でもあります



ナイチンゲールが活躍した時代なんかは

細菌学も衛生学も未発達で


病院もきわめて不衛生で

産婦が、医師の手を介して細菌感染を起こし

産褥熱(さんじょくねつ)にかかって亡くなることも多かったといいます




「生物の本質は自己保存である」と言いますが

ホントは「種の保存」であって

思考が、誰か? なにか?(例えはDNA)に

ダマされているのではないかと予測されるのです





人工知能というのは、非合理的な考え方ができない

合理的な考え方しかできない


しかし、我々の世界とは

「あの人、なんであんなことで怒るんだ 訳の分からないよ」

という非合理も多い世界であるということです




存在条件説




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