参考資料 植物最強説 「植物最強説」というのがあるらしいです それによると植物はわざと進化をストップされたといいます 人間が世界の支配者のように思っているけど 本当の王者は植物かもしれない(笑) 植物おもしろいのは、老木の桜が 春になると新芽をふき出し、花を咲かせますが これは動物にたとえると 1つの個体に老年と青年の身体が同居しているということになります 「樹木にも寿命がある」といっても 落ちた枝葉が根づけば、これがまた何百年、何千年と生きる つまり自分のクローンを永遠に伝えていける だから、人間の寿命と樹木の寿命とでは根本的に違います その意味では植物に死はないと言えます それに葉緑体を持つため、水と太陽の光さえあれば 光合成〔植物が、光のエネルギーを用いて、水と空気中の二酸化炭素から ショ糖、ブドウ糖、デンプンなどの炭水化物を合成すること〕によって 自ら栄養分(炭水化物)を作る(=独立栄養) ことができます なので動物のように他の生き物を補食する必要がありません さらに、植物の細胞や一部を寒天培地で培養すると 細胞分裂を繰り返して カルスという無定形の細胞の塊が得られます カルスは、植物のどの部分からでも得られるそうです カルスを植物生長ホルモンを加えた培地で培養すると 根や芽が生じ、完全な植物体となります これは植物の細胞が どんな組織でも作り出す「全能性」を持っていることを意味しています 例えば、苔を植えつける方法には マット状に剥がした苔を、そのまま庭などにはるやり方(はり苔)と まき苔といって、粉砕した葉や茎をまく方があるといいます まき苔のために、大量の苔の粉砕する機械もあるそうです まき苔は、植物の全能性を利用したものです まいた葉や茎から新たな芽が伸び、無性生殖によって増えて行くわけです 均等なマットを造り、少量の苔で増やすことができるらしいです |
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